六華ちゃんの迷子については皆様にご心配とご迷惑をおかけいたしました。
昨日午前11時頃無事に保護することが出来ました!
(写真は、この前お泊りに来た時のものです)
迷子の経緯と、保護の経緯をご報告いたします。
27日夕方5時前、飼い主さんから「六華が逃げてしまった」電話がありました。
この日、ママさんが、先住犬カルナちゃんと六華ちゃんを連れて夕方のお散歩に出発。
間もなく、カルナのウンピ処理の為、止まっていた時に引っ張られ手からリードが抜けてしまったそうです。
6時過ぎには私も飼い主さん宅に到着し辺りの捜索、チラシ作成などの打ち合わせをしてこの日は帰宅。
ママさんは近所であちこち聞き込みをしてくれて、多数の目撃情報が得られました。
が、どれも逃走直後の、ほとんど同じ近辺、同じ時間帯のもので、
その後の消息がつかめぬまま、日曜は飼い主さんと私とで個々に空き時間に捜索。
そして昨日は、ジョン君ママ(六華と同じ日に引き出した「いちか」の預かりさん)と
Oさんにも協力をお願いし、4人で捜索。
六華の性格上、そう遠くへは行かずにどこかに潜んでいる可能性の方が高いと判断し、
六華が向かったであろう方向の田んぼや森の多い場所の周辺住宅地のポスティングをすることにしました。
10時過ぎから捜索を開始し、
六華を見つけたのは、捜索開始から1時間も経たないときでした。
いくつもの偶然?が重なり、奇跡的な発見でした。
天気が不安定で、雨が降っていたので、ポスター貼りは諦め、
2人ずつ2か所の住宅地へ分かれてポスティングを始めました。
私とジョンママが担当した場所に着いたとき、ちょうど雨が止んで、
まだ濡れていない電柱があったので、急きょポスター貼りもすることにしました。
5〜6枚貼り終わって、ポスティングの方へ合流しようと来た道を戻っていた時、
道路下の田んぼの端っこの茂みの方から、すご〜く変な鳴き声が聞こえたんです。
ちょうど自分が歩いている真下から。
野良猫のダミ声か?と一瞬思ったのだが、鳴き方が猫とは違う。
六華かも!?と。(六華は顔に似合わずダミ声なのです。滅多に吠えないけど)
2回ほど低い声の遠吠えのような音が聞こえて・・・
でものぞき込んでも全く見えず、もしこの茂みにいるとしても、
そこまでどうやって降りればいいんだ??と思うような場所でした。
ポスティング中のジョンママに電話して、「何か声がしたのー」と来てもらい、
道路上で待機してもらって、私はどうにか田んぼへ降りて茂みの方へ。
草ボウボウで何も見えなかったけど「りっちゃーん」と呼び続けてたら、
茂みの1番奥の角っこから、六華が顔を出して私を見た!
「いたーーー!!!!」隅っこにいる六華はこれ以上後ろへは下がれないので、前方を確保すれば確実に捕まえられる!
別の場所でポスティングしてたママさんとOさんに「六華を見つけた!」と電話し、合流を待ちました。
もし前方に飛び出してきたとしても足場が悪いので4人をかわして素早く逃げるのは無理な状況なので、4人で六華の前方を固め、私とママさんで六華の元へ踏み込みリードを掴んで無事に保護することが出来ました。
六華のおうちから、2kmも離れていない場所でした。
車を路肩に止めた場所から10mほどの距離に六華はいた。
あの時、あの場所に車を止めてなかったら?
あの時ちょうど雨が上がっていなかったら?
電柱濡れててポスター貼れる状態でなかったら?
私が通りがかった瞬間に六華が鳴いてくれなかったら?
六華の声があんなダミ声でなかったら?
もしもポスター貼りをしていなかったら、絶対に通らず帰ってしまったはず。
本当に本当に、グッドタイミングが重なって見つけることが出来ました!
どれかしらタイミングがずれていたら見つけられなかったなと思うと、すごく怖い。
六華はママにしっかり抱きかかえられておうちへと帰りました。
少し爪から出血があったようですが、それ以外は病院でも異常なしとの事。
その後、お散歩もゴハンも今まで通りこなし、ぐっすり寝ているそうです。
六華は人慣れがまだまだでしたので、
普段からずいぶん気を付けて過ごしてくれていましたが、
お散歩時の迷子防止対策は十分とは言えなかった今回、
「生きた心地がしなかった」と迷子の怖さを改めて実感し、
今まで以上に二重三重の対策を講じてもらいました。
脱走防止対策はもちろん大事です。
「絶対に迷子にさせないこと」が何よりも大事。
だけど、どんなに気を付けていてもやはり「絶対」はあり得ない!
・・・だから、
万、万、万が一に迷子になってしまった時の事を考えた対策も同じくらい大事。
迷子にさせない対策は、
🌕首輪や胴輪のサイズはすっぽ抜けない適正なサイズにすること。
🌕散歩の途中で首輪や胴輪のサイズ調整をしたり、リードを付け替えるなどしないこと。
🌕ダブルリード(Y字リードや2本リード)にすること。
🌕リードは手持ち以外にベルトや肩掛けバッグにも通すか、
引っ張られたら引き締まるようにして手首にはめること。
🌕首輪やリードにさびや亀裂が無いか強度を確認すること。
🌕リードが弛んだ状態で歩けるようにお散歩練習すること。
(リードが弛んで歩けていれば万が一リードを落とすようなことがあっても、
犬が逃げ出せることに気付く前にリードを拾えます)
などなど。
万が一迷子になっても帰還率を上げるために、
🌕迷子札・鑑札・狂犬病済票など個体識別できるものを必ず身に着けること。
(迷子札は雨で滲まぬようプレートに刻印されてるタイプが理想。
鑑札や済票も書いてある内容から役所に問い合わせれば飼い主が特定できます)
🌕マイクロチップの装着。
(放浪中に迷子札が外れてしまっても、保護・捕獲されてチップの読み込みが出来れば帰還できます)
🌕首輪・胴輪・リードは光に反射するタイプを使用する。
(交通事故にあう確率を減らせますし、距離があっても発見できる可能性が高まります)
🌕鈴を付ける。
(鈴でも何でも、歩けばじゃらじゃら音が聞こえるようにしておけば、姿が見えなくても気づけるし、多くの人に気にしてもらえるチャンスが広がります。)
🌕GPSなど、位置確認できるもの、遠隔で音を鳴らせるもの付ける。
調べると色々ありました。

セキュリティ会社や携帯会社からも子供やペットに持たせるGPS装置が出てます。
検索すると、GPS付きの首輪などもありました。
うちの子、迷子の心配がある・・・
もしも迷子になったらきっと帰ってこない・・・
そんな不安がある方は是非検討してみてください。
犬はどこに出も行けちゃいます。
犬はどこまででも行けちゃいます。
当てのない捜索は心身ともに疲労困憊です。
迷子になっても無事に保護するために出来る事、普段からしておいてくださいね。
私も他人ごとではありません。
毎日何頭もの自分の子以外のペットと接します。
今回の事で改めて、より一層、命を預かる事の大きさを実感しました。本当に、りっちゃんが無事に帰って来て本当に良かった。
ご心配おかけしてすみませんでした。ありがとうございました。
余談というか、裏話。
今回の迷子捜索で、捜索範囲を絞るためにダウジングを試しました。
AC(アニマルコミュニケーション)も使いました。
だから保護できたのかどうかは分かりませんが、
いつかまた迷子捜索が必要になった時の為、自分のメモとして追記で書き残しておこうと思います。
興味ある方は「続きを読む」をどうぞ。
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